酒米の種類・岩井とその特徴

いわい - 京都ならではの酒米

「祝」は、京都府特有の希少な酒米の品種名です。大粒で柔らかく、真の酒米に典型的な不透明な「白心」を持っていますが、栽培が難しく、1990 年代初頭に復活するまで、数年間生産されなくなりました。

1933年に京都府農林水産技術センター丹後農業研究部で野上保の純系を分離して誕生したイワイは、1933年から1946年にかけて米品種として振興され、1936年までに600ヘクタール以上のイワイが栽培されていました。しかし、戦後、食糧増産のため、収穫量の少ない岩井は一時生産中止となった。後に再び復活しましたが、背が高くなりすぎて機械で収穫できなかったため、1973年に再びリストから除外されました.

1988(昭和63)年、伏見酒造組合の勧めで伏見県農業総合研究所が復活に着手し、茎の高さを低くして粒を大きくするなどの栽培方法の改良に成功。その後、1990年に農家による栽培が始まり、1992年には約20年ぶりに伏見で商品化されました。

岩井の粒-640x480

完成した岩井には似たような酒がある 酒米・山田錦の“王様”としての生産適性。岩井を使用する醸造所は、すっきりとした味で独特の風味を生み出すと信じています。粒が大きく、吟醸酒などの酒造りに適しており、ふくらみのある滑らかで柔らかな味わいです。

おすすめの岩井酒

齋藤酒造は京都伏見にある酒蔵のひとつで、岩井米をはじめ地元の食材を使用し、京都を代表する酒造りにこだわっています。

おすすめのお酒は、クリーンでフルーティな味わいの永君古都千年 純米吟醸です。グレープフルーツ、みかん、パイナップル、ヨーグルトを思わせる甘酸っぱい香りが、口の中でゆっくりと最後まで広がります。

京都府の最高級食材を使用。伏見の水は、良質な湧き水が得られることで知られています。甘すぎず、上品でやわらかいお酒が出来上がります。岩井米の香りと口あたりが格別です。

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