中野酒造と智恵美人の2銘柄
中野酒造は1874年創業、大分県の北東部杵築市にあります。江戸時代の面影を残す城下町には、かつて酒蔵が立ち並びました。時代の流れとともに蔵は次々と廃業し、現在は城下町から最も離れた場所にある、一番小さな中野酒造が唯一の酒蔵となっています。創業以来、地域に愛され、地域に誇れる酒造りを目指して、スタッフ一同精進してまいりました。
代々使われている酒蔵の銘柄「智恵美人」は、創業者の妻である智恵にちなんで名づけられました。創業以来、国東半島の地酒を造り続けてきた酒蔵ですが、5代目社長・中野敦之氏が新たに立ち上げた銘柄は「ちえびじん」。
漢字をひらがなに変えるだけではありません。ひらがなの「智恵美人」は全国の酒専門店のみに出荷される特別な銘酒で、漢字の「智恵美人」は伝統的な地酒として位置付けられています。後者は郷土料理の甘味に合わせて作られており、甘みと旨味が強く、前者は上品でとても柔らかくフルーティーな味わいです。
2人のちえびじんを比べてみよう!
漢字智恵美人は大分県杵築市を代表するご当地商品です。酒蔵の地下200mから汲み上げた天然の伏流水と、地元大分県杵築産の山田錦を55%まで精米した純米吟醸酒です。口の中に広がる甘さと優しい香りのバランスをお楽しみください。
ひらがなちえびじん純米吟醸は、フルーティーな香りとまろやかな口あたりの優しい甘み、しっかりとした酸味と山田錦の豊かな味わいがバランスよく調和した純米吟醸です。冷やしてワイングラスで楽しむお酒です。 2016年には、日本酒として初めてパーカーポイント(著名なワイン評論家ロバート・M・パーカーJr.がワインに与える点数)が付与され、「智恵美人 純米吟醸 山田錦」は90点の「傑出した」評価を獲得しました。 90点以上を獲得したのは78項目のみで、非常に狭い分野です。
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